708年、日本初の流通貨幣(りゅうつうかへい)とされる和同開珎(わどうかいちん)が発行(はっこう)される。
【暗記用俳句】 ♪開珎で 生ハ(708)ム買うのわ どうかいな?
武蔵国秩父郡から和銅(純度が高く精錬を要しない自然銅)が献上(けんじょう)されたのを喜んだ朝廷は、年号を「慶雲(けいうん)」から「和銅(わどう)」に改元(かいげん)し、和同開珎(わどうかいちん)を発行する。
和同開珎とは?
和同開珎(わどうかいちん)は、直径24mm前後の円形をしており、中央には一辺が約7mmの正方形の穴が開いている。
表面には、時計回りに和同開珎と表記されており、裏は無紋である。
この形は、621年に発行された唐の開元通宝を手本としたもので、書体も同じである。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/
和同開珎は、律令政府(りつりょうせいふ)が定めた通貨単位である1文(いちもん)として通用した。
当初は、1文で米2kgが買えたといわれ、また新成人1日分の労働力に相当したとされる。
和同開珎のその後
和同開珎を発行はしたものの、通貨というものになじみがない当時の人々の間で、なかなか流通(りゅうつう)しなかった。
そこで、政府は税を貨幣(かへい)で納めさせたり、地方から税を納めに来た旅人に、旅費としてお金を渡すなどのさまざまな手を打った。
711年(和銅4年)には、蓄銭叙位令(ちくせんじょいれい)が発布された。
これは、従六位以下のものが十貫(1万枚)以上蓄銭した場合には位を1階、二十貫以上の場合には2階進めるというものである。
しかし、これは流通促進とは矛盾(むじゅん)しており、銭の死蔵を招いたため、800年(延暦19年)に廃止された。
コメント
はじめまして。便利で分かりやすいです!期末テストの勉強のときなどに使わせてもらってます。
みみみさん、いらっしゃいませ。(^^)/
このサイト、みみみさんのお役に立ってるようで、何よりです。(^^)
この方法で覚えた年表は、きっと長い間記憶にとどまってることでしょう。
ここに載ってない年表で、どうしても覚えたいものがありましたらお知らせください。